災害ボランティア 第3日目午後の総括


☆☆ 八月十二日 午後 ☆☆
 子供達の楽しそうな様子を見ながら、一時には七ケ浜を出発して、石巻市の釜小学校に向かわなけ
ればなりません。小学校の体育館を避難所になされている方々への、お好み焼きの炊き出し、ハンド
マッサージをする予定だからです。浜の片付けに、頑張ってくれていた高校生男子チームも合流。中
二以下の生徒たちを、テント周辺の片付けに残しました。子供によっては、惨状を目の当たりにして、
ショックを受けると聞いていたからです。

 石巻市の釜小学校。テレビを通して、名前も知っていました。この小学校も被害は甚大でした。建
物の損傷は、あまり、見受けられなかったのですが、災害の当日。たくさんの児童と、その御父兄が
亡くなられたとも聞きました。釜小学校に近づくに連れて、災害の被害が大き過ぎて、再開できない
ままの事業所やお店などが、続々と見えて来ました。それに、石巻市の信号。復旧されていませんで
した。釜小学校の辺りは、交通量も普段から多く、災害時には渋滞状態で、そこを津波に襲われたと
も聞きました。平地ばかりで、高い建物もなく、釜小学校の、直ぐ近くには、川も流れていて、当日
は、逃げる場所が無かったのではないかと思いました。そこで、必然的に自動車での避難を考えられ
たのではないかと感じました。

 釜小学校は、お盆であることも重なり、七ケ浜のボラセン周辺とは異なり、静まり返っていました。
手続きをするために、体育館に入ると、そこは、報道の通りの光景でした。ダンボールで仕切って、
数十人の人達が暮らす、避難所のままでした。釜小学校は、最大時で、八百人が避難所として使われ
ていたようですが、今は、数十人を残すのみとなっていました。生徒の夏休みの作文からの引用です。
『体育館に入って、声を掛けようと思ったけれど、とても、そんな雰囲気ではなかった…。』その通
りだと感じました。

 集会所のような建物に、アロマの先生と、中高生の女子達が入って行きました。外では、テントを
張って、お好み焼きの炊き出しが始まりました。数十枚も焼けば、足りると思ったのですが、この地
でも、百枚以上が出ました。なぜなら、どうにか、家の残った方たちは、住まいは家で、釜小学校に
は、食事を取りに来られるからです。夕食と言っても、おにぎりなど。温かい、御飯では無かったよ
うです。冬には、どうなっているのでしょうか?心身共の疲労、栄養の偏り。増して、体育館には、
お年寄りばかりです。炊き出しの必要性が感じられました。温かい、汁物。これは、特に、必要とさ
れると感じた次第です。

 マッサージ班は、頑張ってくれていました。ここでは、苔玉も造って、配っていました。避難所で
は、テレビを見るくらいしか、楽しみはないように感じたので、少しでも、毎日に、楽しみを持って
貰いたいとの思いから、マッサージの先生が、用意なされていたのです。他に、ハーブの植木鉢を数
個。置いて来ました。あの、殺風景な避難所の中で、ハーブの香りでも楽しんで貰いたいとの思いか
らです。マッサージの先生の御好意を最大に活かすのは、この体育館しかないと考えました。周辺の
散策をして見ました。やはり、更地になっているところが随所に見られます。地震で潰れた家、津波
で潰れた家などです。

 現地の人の話では、この辺りには、まだ、建物は残ってあるが、五百メートル南からは、何も残っ
ていない。そのように聞きました。風評で聞く、臭気の強さ、建物の損壊による埃などは、少しも、
感じませんでしたし、ハエなど。少し、多いかな?と言うレベルでした。百聞は一見に如かず。報道
の通りのものもあり、報道以上のものもあり、報道以下のものもあるなと感じました。

 石巻市を後にして、七ヶ浜に向かい、残された?中二以下の生徒たちを収容。七ケ浜の外周をバス
で回って、仙台に戻ることにしました。時間も遅く、薄暗くなりました。最後に、七ケ浜の、浜の辺
りを見せて上げたいと思ったのですが、遅過ぎました。外周を走っていても、何も見えません。真っ
暗だからです。でも、本来は、その辺りには住宅や、ペンション、旅館、別荘の灯りで明るいはずの
ところなのです。外灯も消え、よく、見てみると、それぞれの建物の基礎、門、表札部分だけが残さ
れてある廃墟になっているのです。途中、高さ1.5メートル、横幅1メートルほどの岩が道路の側に放
置されたままになっているのを見つけました。あの岩を津波が運んで来たのでしょう。凄い、水圧!
絶句でした。他に、 1.5メートルほどの立方体のようなコンクリートも道端にありました。あれらを
動かせる津波の、怖ろしいほどの力の前には、人間など、ひとたまりもない。改めて感じた次第です。
途中、七ケ浜の浜にて、大震災でお亡くなりになられた方々の御霊に、献花をさせて頂き、御冥福を
お祈り申し上げました。この辺りの惨状は、当に、絶句…。言葉が見つからないほどのものでした。
ここに、改めて、震災で亡くなられて方々の御冥福をお祈り申しあげると共に、二度と、このような
惨事を繰り返してはならない。日本の、日本人の全知全能を集結した対応を願うばかりです。


第4日目午前、中尊寺の総括へ


東日本災害ボランティア関連の写真は掲載準備中です!
写真準備遅れていますm(_ _)m
随時UPしていきます。

8月10日出発
8月11日到着 姫路おでん炊き出し
8月12日午前、お好み焼き炊き出し、アロマトリートメント(七ヶ浜)
8月12日午後、石巻釜小学校
8月12日午前、ミニライブ(七ヶ浜)--工事中
8月12日午前、子供工作お手伝い(七ヶ浜)--工事中
七ヶ浜の現状、浜の清掃活動--工事中
8月13日中尊寺--工事中

その他

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